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その他 986 Boxter クーリングファン作動不良

986K Porsche Boxter

147,873km

バージョン 2

先日、ウォーターポンプを交換したお客様から

「今までにないぐらい水温系が上昇するんですが、先日の修理と何か関連がありますか?」

との連絡がありました。

補足の説明では、

「高速道路を走行しているときは問題ないが、渋滞にはまると水温計が上昇する」

とのことです。

関連があるとすれば

「エアー抜けが不十分」

ということでしょうけど、

出庫時までは手順通り丁寧にエアー抜き作業をしているし、

バンパー内部左右に一個づつ、合計2個ある電動ファンも

低速・高速の両方で作動していた確認もしています。

写真を送って下さったので確認してみると

IMG_8247

やはり上がりすぎです。

心配なので引き取って点検することになりました。

走行後5分ぐらいの水温計

147,808km

AM11:14

75℃くらい

IMG_2146

当店到着時の水温計

147,820km

AM11:28

90℃くらい

12kimを14分で走行したので

平均時速は51km/hです。

IMG_2153

ここまででは何の異常もないので、

このままアイドリングで放置し監視することにしました。

しばらくすると電動ファンが回り始めたのですが、

左側が作動していません。

そのまま温度の監視を続けると最高114℃まで上昇することがわかりました。

原因は片側の電動ファンが作動していないことでした。

ポンプに続いて電動ファンも壊れてしまうなんて、

どうにも残念なことですが、

壊れてしまったものは仕方ありません。

ファンに直接通電すると回転はしますが偏心しているせいかバラバラという異音がします。

IMG_0638

配線図をみると低速・高速の切り替えはコントロールアンプからの指令を

ファンリレーで切り替えることにより行われているようです。

ファンリレーからの出力がないのでヒューズを点検すると

左側ファンのヒューズが溶断していました。

ファンモーター内部で短絡し過大電流が流れたことによるものでしょう。

ヒューズを交換するとリレーからは正常に出力されるようになりました。

新しいファンモーターを取り付けて

IMG_0640

作業は完了です。

暑い日ですが水温も安定しているのでこの夏は大丈夫でしょう。

  • 2017.08.03
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