ZVW30　プリウス

HVバッテリー修理

179,800km

福岡からのお電話によるお問い合わせをいただきました。

「ハイブリッドシステム異常」

の警告が表示され、

駆動用バッテリー交換の必要があると地元のディーラー様の判断。

お車を購入されたばかりで、少しでも安価に修理したいとのご相談でした。

当店は大阪に位置するため、

移動のコストを勘案すると、あまりコストメリットは望めないとのご案内をさせていただきました。

その後２回ほどご相談のお電話を頂戴し、

年末の最後のお休みを利用してドライブが大好きという奥様と交代で、

一般道をご利用になられてお出でくださいました。

観光を兼ねてならコストメリットがあるとの御判断でした。

換装するバッテリーを中古リコンディションドバッテリーにするか、

リビルトにするかを最後まで悩んでおられましたが

コストメリットを最大限にしてリスクを取る形で

中古リコンディションドバッテリーを選択されました。

整備の方法に大変ご興味がお有りのようでしたので、

早速OBDテスターをつないで一緒に確認しました。

得られたデータはこれです。

電圧差が大きく、各ブロックのばらつきも大きいです。

加えて内部抵抗も大きくなっています。

換装後のバッテリーの車上点検測定値です。

電圧差も小さくなり、内部抵抗地も小さくなりました。

搭載したバッテリーの容量を測定したグラフはこちら

そして、不具合を出していたバッテリーの容量測定グラフはこちらです。

福岡に戻る際は高速道路でかなりスピードを出して帰られたようです。

福岡に帰られてからは市内走行ばかりだそうですが、

異常なく快適に走行できているとのことでした。

しかし、冬場のせいか燃費が芳しくないとのことです。

30プリウスはEGRの不具合により吸気管に水が溜まっていることが多いです。

エンジンそのものの出力不足により燃費が悪化している可能性もありますので

以下のURLをたどって内容を確認していただいてはいかがでしょうか？

http://toyota.jp/recall/kaisyu/150422.html

遠方からお越しいただいてありがとうございました。