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修理事例 986 Boxter エンジン始動不良

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Porsche 986 Boxter

エンジン始動不良で修理入庫です。

コンビニエンスストアで買い物後、

イグニッションスイッチを回しセルモーターが回ってもなかなか始動しない。

始動しないので少しアクセルを踏むとボコボコ音を立てながら始動。

しかし、アクセルを離すとエンジン停止。

再始動で空ぶかしながら調子が良くなるまで吹かすとアイドリングするようになり

そのまま自宅まで走行して帰ったそうです。

帰宅後しばらく放置し再始動をすると、

エンジンはかかるがアイドリングせずに停止。

お客様の訴えはここまでです。

工場入庫後点検すると症状は再現します。

ダイアグノーシスを点検すると

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O2センサとチャコールキャニスターで異常です。

O2センサーで始動不良になったり、

アイドリング停止に至ることは通常ないので、

O2センサー異常はチャコールキャニスターの不正なパージフローが続いたために

センサー電圧が固定化して出たものとみられる。

チャコールキャニスターの異常と現象の整合性は取れている上、

127,489kmと相当距離を走行していて劣化していると考えるのが妥当なため

交換することとした。

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交換後は始動もアイドリングも良好となり完治しました。

OBD記録も消去して完了です。

  • 2015.10.30
  • 修理事例