その他 Porsche Boxster 986 1997
Porsche Boxster 986 1997
エンジン始動不良
エンジン始動困難で始動後も直ぐにエンジン停止することがある。
と、いう症状で入庫した。
OBDテスターでFaultコードを読み取ると6個も検出された。
症状が出た時に不具合を検知していろいろ拾ってしまったようだ。
どのコードも決め手に欠けるので、データストリーミングでデータを監視すると、
吸入空気量が低めに推移することがわかった。
かと言って、エアーフローセンサーの異常で、
エンジン始動不良が起こっているのでないことは明らかです。
症状が再現せず困っていたところ、ユーザー様から
「蝉のように張り付いて駐車するような上り坂でなった」
との有力な情報をいただきました。
再現するべく前輪だけをリフトにかけて限界まで上昇させてみた。
するとお客様のおっしゃる通り直ぐに再現した。
この時に拾ったコードはこれのみ。
蒸発燃料処理系統に的を絞って点検することにした。
このコードの時はどうやらこいつが
関係しているらしい。
この装置をシステムから排してエンジンを始動し、データストリームを監視すると
アイドリングでの基準値をすべての項目で示すようになった。
この装置を交換することでお客様に了解をいただいたので発注するが、
残念ながら日本に部品がない。
仕方がないのでドイツの友人に頼んで発送をお願いした。
届いた部品を交換して取り付けると
やはり、基準値通りの数値を示しています。
これで完治ですが、せっかくここまで分解したのでついでに
RECSを点滴投入しておきます。
大量の白煙とともにインテークからシリンダー内部に蓄積していた
堆積物が燃焼されて白煙となって排出されていきます。
デトックスみたいな感じかな??
エンジンの調子も良くなり完治です。
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- 2016.07.29
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